綾部から都会に出た人たち
2021年に妻の仕事の関係で、綾部という京都府北部の田舎に引越した。 東京生まれ、東京育ちの自分がまさか田舎に住むなんて思ってもいなかった。 宮城県石巻市の生まれで18歳のときに上京した父のことを思い出した。父はどんな気持ちで田舎から都会に出てきたのだろうか。 高度経済成長期、日本全国の田舎から都会に出てきた人たちが、日本の成長を支えたはずだ。 そして今、都会から田舎に逆流する私。 父と同じ頃、綾部から都会に出た人の話を聞きたくなって取材をはじめたのだが...
ビヘイビアプロジェクト
日中韓3ヶ国から2名ずつ、計6人のダンサーと共に、東京・北京・ソウルの3都市を訪れ、私たちが普段何気なく行っている「ふるまい」を観察するプロジェクト。 ふるまいは、私たちが社会で生きていく中で身につけてきた動作や思考であり、無意識の内に埋め込まれた「振り付け」のようだ。 近いようで遠い3か国のふるまいを比較し、自分の所属する社会の生きづらさを感じたとき、ダンサー1人ひとりがこうありたいと願うもう1つのふるまいが生まれていく...